フジコーの無電解ニッケルめっきの特長
フジコーの無電解ニッケルめっきは、長年の経験を生かした技術をオートメーション化した、専用めっきシステムにて自動管理化され膜厚などの調整を自在にコントロールして、
「薄く→厚く」などお客様のご要望にお応え出来る調整を可能としています。
付加加工として鉛フリー・カニクロなどのご要望にもお応え出来ます。
実例としましては、摩耗した金型に厚く無電解ニッケルめっきを施すことにより、寸法精度を調整したなど、通常のめっき処理の範囲を超えた難案件もお任せ下さい。
1.大型に対応
長尺のロール等もお任せ下さい。
【最大処理寸法】
自動:500W×1200H×1200L
手動:450W×500H×5500L
2.スピーディー
モノによっては、朝9時から~夕方17時頃に出荷可能です。
3.小ロット対応
1個からOK
4.めっき前後の処理
めっき前のバフ、磨きもできます。(鏡面加工)
5.厚め加工対応
無電解ニッケルメッキでは、通常膜厚は3~5μですが、厚めをご希望の場合、20~50μまで可能です。
6.一般の金型に対応
無電解ニッケルめっき可能寸法
最大処理寸法(mm) | W | H | L |
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自動ライン | 500 | 1,200 | 1,200 |
長尺(手動)ライン | 450 | 500 | 5,500 |
無電解ニッケルめっき加工例
フジコー無電解ニッケル工場紹介
VRでご覧いただけます。
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無電解ニッケルめっきの特長
無電解ニッケルめっきは当社では次亜リン酸を還元剤とするニッケルーリンタイプです。
電源を用いずに化学的還元作用でめっき金属を析出させる方法で、形状によらず均一な膜厚の皮膜が形成されるため、寸法精度、形状精度が要求される部品に多用されています。
高硬度 | めっきのままで500Hv程度、熱処理によって1000Hv程度にまで達し、硬質クロムと同等以上の硬さが得られる。 |
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耐摩耗性 | 電気めっきより優れていてピンホールも少ない。 |
耐熱性 | 鉄、鋼の高温酸化すなわち表面のスケールを防止します。 |
均一性 | 複雑な形状に対しても均一な皮膜が得られます。 精度±5%以下 |
密着性 | きわめてすぐれてる。 50000-70000psi |
可能な材質 | 鉄、アルミ、真鋳、SUS、銅 |
鉛フリー無電解ニッケルめっき
近年環境問題として取り上げられているRoHS指令、ELV指令、Weee指令、表面処理でも何かとお悩みになる鉛フリーを実現した鉛フリー無電解ニッケルめっきをフジコーでは導入しています。
無電解ニッケルの性能も以前と変わらない特性(均一性、硬度等)を維持出来ます。
また、お客様のご依頼の中で現在使用されている「無電解ニッケルめっき 鉛有り」につきましても用意してありますので、用途に合わせて選定する事が出来ます。
製品形状・材質等での問題も今までの独自技術・解析技術等によるノウハウがありますので
選定などでお困りの場合、お気軽にご相談下さい。
カニクロ(無電解ニッケルめっき+硬質クロムめっき)
無電解ニッケルめっきと硬質クロムめっき、2層のめっきをすることで、それぞれの特長である耐食性・耐摩耗性と硬さをもった皮膜ができます。
無電解ニッケルめっきに関するお問合わせは、お電話かメールにてお問い合わせください。